先日、ファストドクターのオンライン診療を利用して、1歳5ヶ月の娘を診察してもらいました。
結論、すごくよかったです!予約から診察まで自宅から一歩も出ずに完結。しかも診察を受けた1時間後には近所の薬局で処方箋を受け取ることができました。

こんな便利なことができる時代になったのかと驚きです。
「オンライン診療って、ちゃんと診察してもらえるか不安」
「料金はどれくらいかかるの?」
「処方箋はもらえるの?」
この記事では、実際にオンライン診療『ファストドクター』を使ってみた私が、その特徴を詳しく解説しています。ぜひ最後までご覧ください。
オンライン診療「ファストドクター」って?
ファストドクターとは、24時間いつでも自宅にいながら医師の診察が受けられるオンライン診療サービスです。ファストドクターの「おうち診療」には2種類あり、ビデオ通話による「オンライン診療」と、医師が自宅に出張してくれる「救急往診」があります。

ここでは、私が実際に使った「オンライン診療」について、詳しく解説していきます。
ファストドクターの良い点
ファストドクターのオンライン診療を使用してみて、良かった点を4つ解説します。
良い点①大人も子どもも診てもらえる
育児をしていると、子どもが体調不良になったときはもちろん、ママやパパが体調不良になったときもほんとうに大変です。すぐに病院に行く時間がとれなかったり、子どもを病院に連れて行って感染症をもらいたくないなど、とにかく身軽に動けません。そんなときに、診察を自宅で完結できるファストドクターがとても便利だと思いました。
「具合の悪い子どもを病院で長時間待たせるのは可哀想」「ぐずっている子どもを連れて病院に行くのは大変」そんな悩みが解消されます。
体調が悪いときでも家族のことを一番に考えないといけない。そんなママやパパにこそ、お守り代わりに入れておいてほしいお勧めアプリです。
良い点②予約〜診察まで、すべてオンラインで完結する
なんといっても、予約から診療まですべてオンラインで完結することが、いちばんのメリットだと感じました。
▪️通常
①病院に予約の電話をする→②日程を調整して予約→③病院に行って診察を受ける→④処方箋をもらって薬局に行く
▪️ファストドクター(オンライン診療)
①アプリで当日予約→②自宅で診察を受ける→③処方箋の到着通知がきたら薬局に行く
ファストドクターを使うと、こんなにスムーズになります。子育てをしていると、このスムーズさは本当にありがたい限りです。
良い点③使い方が簡単
使い方もとても簡単でした。
私はアプリから予約をしましたが、ファストドクターではそれぞれ「内科」「小児科」「皮膚科」「精神内科」「発熱外来」など、ぜんぶで11個の診療科から選ぶことができます。
今回娘は「皮膚科」を受診。診療科を選ぶと待ち時間の目安が表示され、そのまま症状の入力などを進めていくだけで当日の診察予約が簡単に取れました。
常に画面には「現在 ◯番目です 診察予定時間◯:◯〜◯:◯」と表示され、自分の番が来るまで家事などをして待っていることができました。また、予定時間までに体温を測って情報を記入したり、医療証の有無などいくつかの項目で写真をアップロードする必要がありますが、接続もスムーズで表示もわかりやすく、楽に記入欄を埋めていくことができました。
そしていよいよ自分の番が来たら、画面に表示されているボタンをポチッと押せばビデオ通話が始まって、先生に診察してもらうことができます。とても丁寧に診察してもらえて、終始不満を感じる部分はほとんどありませんでした。
良い点④実績がある
そもそも、たくさんのオンライン診療サービスがある中で、どうして私がファストドクターを選んだのかというと、それは圧倒的な実績があったからです。
2024年9月時点で、利用実績が174万件。Appストアのレビュー数も3.9万件と、他サービスに比べてダントツでした。
初めてのオンライン診療で不安があったからこそ、この診療実績やレビュー数が大きな安心材料となりました。
ファストドクターの悪い点
続いて、ファストドクターのオンライン診療を使用してみて、悪かった点を2つ解説します。
悪い点①システム利用料がかかる
ファストドクターを使用すると、診察料のほかに「システム利用料 330円」がかかります。
私は都内在住なので、病院に行った場合、娘の診察料は0円です。しかし今回オンライン診療を利用したので、330円が余分にかかってしまいました。
個人的にはメリットを加味すると、金額的にも大したデメリットではないと思いますが、例えば類似サービスの『みてねコールドクター』ではシステム利用料が0円だとHPに記載されています。ですので、比較したときに他サービスの方が良いと感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
ご自身の価値観に合ったサービスを選んでくださいね。
悪い点②医師との相性が合わない場合がある
まずお伝えしておきたいのは、私が診てもらった医師の先生は、とても丁寧で診察にもほとんど不満がなかったことです。
しかしながら、オンライン診療の仕組み上、毎回どの病院のどの医師とマッチングするかはわかりません。正直、これがオンライン診療のいちばんのデメリットだと思います。
いつも診てもらっているかかりつけ医の先生のように、どんな話し方で、どんなふうに説明してくれるかがわかっているというような安心感は、当然ながらないのです。
そのため、初めて行く病院ではどんな先生に診てもらうのかがわからない、というのと同じ不安を、毎回感じざるを得ない部分はあると思います。実際にレビューでも、高評価ばかりではなく「医師の対応に不満が残った」という声も散見しています。
オンライン診療とは、たくさんの医師の協力により成り立つサービスであり、ゆえに付随するリスクも当然あります。ユーザー側でもそれを理解しておくことが、上手にサービスを利用する上で必要なことだと感じました。
処方箋のもらい方
ファストドクターでは、処方箋の受け取りを「自宅に配送」と「近所の薬局で受け取り」の2種類から選べます。
今回、私は「近所の薬局で受け取り」を選択し、いつも利用している薬局を指定しました。
ビデオ通話での診察が終わったあと、指定した薬局に処方箋がファックスで届きます。届く時間は病院によって差異があるようですが、私の場合は診察から約1時間後に処方箋の到着通知がきて、薬局に薬を取りにいくことができました。
料金について
料金については、医療証も問題なく利用できたので、前述した「システム利用料が330円かかる」ことを除けば、病院に行ってかかる料金と大差ありませんでした。
具体的には、今回の娘の診察の場合
診察料 0円 + システム利用料 330円 = 合計330円
となりました。
ただし、自宅に医師が出張する「救急往診」を利用した場合や、処方箋の受け取りを「宅配受け取り」にした場合、また受診するのが大人か子どもか等によっても、かかる費用が異なると思います。これはあくまで私が使用した際にかかった金額ですので、一つの目安として参考にしていただけたら幸いです。
注意点
ファストドクターを利用する際に、注意すべきだと感じたことがあります。それが、以下の2つのような場合です。
①緊急性が高いときと感じるとき
②子どもの月齢が低いとき
このような状態の場合、ファストドクターを使用するかどうかは、慎重に判断されたほうがいいと思いました。
オンライン診療を利用する際、触診などができないビデオ通話のみの診察だと、病状が正しく伝わらないリスクがあります。
また、自宅に出張に来てもらう救急往診であっても、どんな医師が担当するのかは、来てみるまでわかりません。ご家族やお子さんとの相性によっては、診療に不満が残る可能性もあります。
重症化に至るまでの時間が早い赤ちゃんや、緊急性を要する状態だと感じられた際には、かかりつけ医に直接問診してもらったり、医師一人ではなく、看護師や他スタッフとの連携の仕組みがすでにある緊急外来を利用する方が賢明かと思います。
病状や環境などによっては、オンライン診療のメリットが上回るときもあれば、デメリットが上回るときもあります。
その時々によって、より便利なものを、あるいはより安心できるものを、臨機応変に選んでいきたいですね。
まとめ
今回はファストドクターのオンライン診察について、使用した感想などをお話ししました。
忌憚なくデメリットについても触れてきましたが、24時間365日、いつでもどこからでも医師の診察が受けられるというのは、改めてとんでもなく有益なサービスであると思います。個人的には、子どもがいる友人には全力でお勧めしたいと思える神アプリです。
これまで「オンライン診療って気になるけれど、なんとなく不安だな」と思っていた方に、何か1つでも疑問が解消されたり、参考になる部分があれば嬉しく思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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